更年期障害の薬について解説へようこそ!

★更年期 薬 ホルモン補充療法(HRT)

更年期を迎えたからといってすべての女性に強い更年期症状が起きるわけでもありません。更年期になると卵巣からの女性ホルモンの分泌が減少してきます。しかし、副腎からは女性ホルモンが少量分泌されるので女性ホルモン不足を補ってくれます。

更年期の薬には「ホルモン補充療法(HRT)」があります。それは、更年期におけるほてり・発汗・不眠・イライラ・膣の萎縮・骨粗鬆症・動脈硬化など生活習慣病の予防にも大きな効果があります。

「ホルモン補充療法(HRT)」ではホルモンの急激な下降がなだらかに行われるように飲む薬や貼り薬でホルモンを補います。そのため体が無理なくホルモンの減少についていけるようにするものです。

20年以上まえの治療では、エストロゲン(卵胞ホルモン)だけを投与していたことで、子宮体がんを発生させたり進行させる副作用の問題がありました。

現在はプロゲスチンという黄体ホルモンを一緒に用いることで問題は解決されています。この治療では更年期障害でも健康保険が適用されています。

また、漢方薬を使っての治療法とは体の変調に対する調整力を高めます。そのため、冷え・肩こり・めまいなどの症状にすぐれた効果を発揮します。この治療法としてはホルモン補充療法よりも気軽に治療できるのがメリットです。

漢方薬でも市販のものは副作用が出にくく効き目がおだやかです。薬局の薬剤師に相談して選ぶことがおすすめです。

更年期障害でも軽症の場合やホルモン療法に不安な人は、症状に合わせて向精神剤(抗不安剤・抗うつ薬など)や自律神経調整剤、ビタミンEなどを処方してみて様子を見てみます。

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